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織部焼について


 33年前に陶磁器卸業を先輩と共同で始めたが、取引先の飲食店より、ギャラリーレストランを作るというオファーがあり、その時全国の焼き物を置くことになり、全国の窯場を歩き、器を集めました。
 それがきっかけで、以前より物づくりに興味があったため、32歳の折に、織部焼作家の佐藤和次氏(美濃陶芸協会副会長で、岐阜県美術展、中日国際陶芸展、日本信工芸展、朝日陶芸展など各展に入選)の元に弟子入り。
 弟子入り後、約2年間マンツーマンで指導いただく時代を過ごし、他の窯場と比べマンツーマンであった分、通常の5年分に値する修業と経験することができました。修業後、平成2年に福岡に戻り、市内でも自然が豊かな早良区石釜にて、やきもの処工房「石」を開窯。

織部焼の特徴 

 

 400年の歴史を持つ織部の焼き物は、織田信長の家臣で、茶の湯の聖人の千利休の高弟である古田織部が考案したとされ、主に茶の湯の食事での懐石食器として作られていました。織部焼は、岐阜県の東、多治見・土岐方面で焼かれており、主に茶道関係の器でありました。食器としての訴求力は、かの食通、北大路魯山人(※日本の芸術家で、晩年まで、篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家どの様々な顔を持っていた人)も評価をしている器です。織部焼の特徴として、独特のグリーン色合いと形状、それと左右非対称であることがあげられます。

 

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織部焼と和洋折衷 

 

 フレンチ料理店での盛り付け例


 

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